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介護職の世界には尊敬されている女性はたくさんいます。ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは宗教や国、民族といった壁を越えて、世界中の障害者や貧困者に対し生涯奉仕活動をし続けました。聴覚と視覚の障害を持ちながらも大学を修了したヘレン・ケラーは世界中に障害者と健常者の平等を訴え、日本の身体障害者福祉法の制定に影響を与えました。また、ミケルセンは男性ですが、ノーマライゼーションという考えを広めることで障害者が個々のニードに合わせて援助や教育を受けることが出来るようにしました。
介護職の世界で尊敬している女性を聞くと、ほとんどの人がマザー・テレサと答えるでしょう。1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、介護に対しどのような思想や理想をもって生涯奉仕活動を続けていたのでしょうか。マザー・テレサの功績や言葉をご紹介しますので、看護の仕事で悩んだり疲れたり迷ったりした時はこの言葉を思い出してください。自分の仕事に対し勇気づけられ、介護に対する考えや振る舞いを改めて見つめ直すことが出来ると思います。
三重苦の障害を持ちながらも、努力することで話すことができるようになり大学を卒業した「奇跡の人」として知られているヘレン・ケラーは、介護職の世界では日本の身体障害者福祉法の制定に大きく影響を与えたことで有名です。現在は効率性を追求するために、さまざまなレクチャー本やハウツー本が出版されていますが、ヘレン・ケラーの人生や考えを知ることで、なりたい自分を明確にしてそれに向かって努力すれば誰でも夢を実現できることを教えてくれます。
過去デンマークでは知的障害者への政策は保護主義と言い、障害者専用の法律や制度で管理されていました。そのため、巨大な施設に保護され隔離されるなどの非人間的処置も多く、それに異を唱えノーマライゼーションという考えを創り出したのが、ノーマライゼーションの生みの父と呼ばれるN.E.バンク-ミケルセンです。現在の障害者が個々のニードに基づく援助や教育を受けられるようになったのは、このノーマライゼーションという考えが世界中に広がったからです。